無形資産を考える
「ライフシフト」には無形資産についての記述が比較的多かった。
長く生きると考えると、どうしても有形資産、つまりお金関係の話が欠かさせない。
実際「ライフシフト」でも有形資産にも触れられており、長く生きる際の貯蓄シミュレーションも紹介されている。
ただ、無形資産に目を向けよう、という趣旨は比較的斬新だと感じた。
無形資産って何?という話になるが、同書から抜粋してみよう。
カテゴリーとしては以下の3つに分類されている。
- 生産性資産 - スキルや知識、評判
- 活力資産 - 心身の健康、人間関係
- 変身資産 - 自分に対する知識、人的ネットワーク
この中で昔から重要視されているのは活力資産、つまり健康問題であろう。
中年になると大抵どこかが悪くなる。仲間内の集まりでも病気の話は増えてきた。
さらには昔より酒に弱くなった、痩せにくくなった、食べ放題にときめかなくなった、アイドルが皆同じ顔に見える、等々、「もはや若者でない」を感じる発言は増えてきている。
ましてや高齢者ともなれば、不健康自慢大会になると聞く。
長生きしても不健康ならマジ勘弁でしょ、と思うのは自然な発想ではないかと思う。
(だから健康ビジネスが活況になる)
生産性資産と変身資産については次回以降で書くことにしよう。
<本日の写真>
急に涼しくなり、夏の終わりを感じる。