成人式と塞翁が馬
本日は成人の日か。いまだに成人の日は1月15日という感覚が抜けないのだが、私の成人式はひどいもんだった。
というのも2浪生だった私は翌週にセンター試験(3回目)を控えていたから。久々の再会をエンジョイする同級生たちを横目に「来週、センターがあるので」と言ってすぐすごと退散してきた。実に惨めで哀れだった。
その後、数年の月日が流れて、2年の遠回りはラッキーなことだったことが判明する。どうやら2年足踏みした結果、就職氷河期は終わっていたのだ。見渡すと大学へ現役で行った同級生は苦労している人が多い一方、大学時代の同級生はほぼ皆が無事就職した。
「時にあやまちも次の波じゃ正しい」というが、まさにそれを体感した気がする。
30代前半でブチ切れて会社を辞めようと思ったことがある。その時は東日本大震災が発生し、それどころではなくなった。それでも何か埋め合わせをしなければ、と思いロンドンへ旅行に行く。この時からである。海外へ行く楽しみを知ったのは。
結論として「塞翁が馬」、つまり人生は良いことも悪い事も予測できないということ。なので、まだまだファイティングポーズを下ろすこともなく、粛々と目の前の課題を片付けて、次のステージに臨みたいと思っている。
<今日の1枚>
ニューヨーク大学のそばを通った時に撮った。
テイラー・スウィフトの同大学で行ったスピーチはなかなかよい。