サバ休シアター

自家製サバティカル休暇の記録

言霊の結実

今年も残すところ1週間を切った。来週はもう正月なんだな。

振り返ると今年は実に変化に富んだ1年だっと言える。1年前の自分に現状を伝えると目が点になっているのではないだろうか。

さて、世の中には言霊なる言葉がある。口に出したり、書いたりすることで言葉通りになる現象なのだが、今年は何点か見事に結実したのではないだろうか。

①健康体を取り戻す

これは実にうまくいった。まだ燃やすべき脂肪はたくさんあるものの、トレーニングの楽しさと重要さを身をもって知ることができたのは大きい。さらに知識を深めるべく読んでいるのが「筋トレ以前の筋肉の常識」なる本。まだ序盤ながら、なかなか面白い内容である。

②ニューヨークへ行く

物価高・ドル高には泣いたが、やはり行って良かった。コロナ禍で行けなかった分も取り戻せたし、じっくり時間を取って旅行に行けるのはレアな点で貴重だった。

➂ゆっくり休む

溜まる雑用を粛々と片付けていると、暇になることはなかった。まだ手付かずのこともあるので順次取り組む予定。

 

さて、1年後の今頃はどうなっているだろうか。現状では全く想像はつかない。予想がつかないからこそ面白いんだけど、やりたいようにやる時間はまだあるので「今しかできないこと」に注力していく所存。

少し早いが、皆様よいお年を。

 

<今日の1枚>

ニューヨーク旅行は本当に天気に恵まれた。自由の女神も見ての通り青空をバックにみることができたし。旅行の詳細は↓を参照。

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私は元気です

年末が近づいている。来週末には今年が終わるなんて驚きよな。

さて、ここ最近「元気にしている?」と連絡をもらうことが続いた。気にかけてくれてたことは素直にありがたい。ハッキリ言おう。心身ともにめちゃんこ元気である。

身体的な面で言うと、今年の春から夏にかけてはデブのインフレーションが止まらかった。しかし、ジム通い(と食事指導)の効果で体重のグラフは華麗に右肩下がりである。最近はやや減少ペースが落ちているが、それでもベルトが緩々になったので数㎝切ってしまった。まだまだ燃やすべき脂肪は多々あるので引き続きトレーニングに励む予定にしている。

精神的な面も風のない日の海の如く穏やかである。実は会社を辞める前に一番心配してたのはメンタルが無事保てるかどうか、だった。というのも、新聞を読んでいたりすると中年の孤独問題に関する記事をやたら目にすることが多かったから。

www.sankei.com孤独な人は寿命が短い、自殺率が高い、認知機能が低下する。。。などなどネガティブな要素に溢れている。一歩間違えば自分もそうなりかねないな、と危惧していたが、今のところ問題はない。

明確な理由は分からないが、時間を自由に使えることは思っている以上に自分にとって大事だったかもしれない。期限を決めていることで無駄な時間もそこまで多くないし。

自家製サバティカル休暇、実にいいもんだわ。超オススメ。

 

<今日の1枚>

2012年、白川郷にて。

この高山からのバスツアーも1人で行ったんよな。

やらかしあれこれ

クロアチア戦は実に惜しい試合だった。PKで敗れた日本であるが、PKは運なのかテクニックなのか、大いなる論争になっている。どちらの言い分も正しい気がするが、蹴って止められたら本人的には何も言えないだろうな。

さて、そんな世界の舞台とは全くレベルが異なるが、自分の人生を振り返った際、何個かの「やらかし」をしている。

もっとも大きなやらかしは2015年のロンドン旅行でパスポートを忘れたことであろう。そんなアホなことがあるの?と思われるかもしれないが、マジである。正確に言うと、パスポートは持って行ったものの、期限切れのパスポートを持って行ってた。じゃあ、新しいパスポートは?というと、家のプリンターに置きっぱなし。コピーしてそのままにしていた。詳細はこちら↓を参照いただきたい。

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飲んで寝過ごしたこともあった。あれは2020年2月のこと。梅田でしこたま飲んで新快速に乗ったまではいいものの、目覚めたら姫路だった。時間は25時過ぎ。無論、もう神戸行きの電車はない。やってもたー!と同時に赤穂じゃなくて良かったー!と思ったもんである。

PKを外したらバッジオの名言が持ち出される。一方、自分の場合はネタにして成仏するしかないのである。

 

<今日の1枚>

朝7時台の姫路城。会社には遅刻した。

共感を覚える名言たち

ここ1,2週でかつての同僚に会うことが続いた。聞けば、私が去った後は混乱状態らしい。退職表明をしてからは半年、実際に辞めてからは5ヶ月以上経過しているのに?

メンバー的なことを考えると仕方がないかもしれない。お世辞にも質が良いチームではなかったし。とある先輩からは「お前のチームはゴミ箱だ」とさえ言われたことがある。

そんなゴミチームで孤軍奮闘し、我慢と消耗が続いていた。そんな中で出会ったのが「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」というナポレオンの言葉。本当にこれはその通り。無能な味方ほど厄介なものはない。

通常の組織なら上長がそういう状況を看過しておかないだろう。しかしながら、私のかつての所属先はポンコツの愚行に関して粛清を行わなかった。上司がこれだったら、さらにその上に訴えるしかない。何度も改善策を訴えた。しかし、何も変わらない。1、2年のレベルでなく7、8年変わらなかった。

こうなると判断ミスと言えるレベルを越えている。少しのミスは誰にでもあるが、長期間で歪んだ状況を続けていると船は沈むだろう。「会社は頭から腐る」という言葉は冨山和彦氏の著書のタイトルである。上層部の判断が正しくないと相当無茶苦茶になることを身をもって経験した。

最終的には「過ちて改めざる是を過ちと謂う」という言葉を送って差し上げたい。もっとも彼らは「過ち」と思ってないだろうが。

ということで、なんだか古巣の悪口大会になったが、残っている心ある同僚には頑張って欲しいとは思っている。

 

<今日の1枚>

2017年に訪れたストックホルム市庁舎の黄金の間。

週末はノーベル賞授賞式があり、黄金の間は晩餐会でダンスが執り行われる場所。

幸せとは

「幸せとは……金と健康だよ」とのセリフを見た。出典元はドラゴン桜2である。

「この2つが満たされていれば人はだいたい幸せを感じられる」と続く。これは何不自由なく過ぎしてきた生徒に対して桜木が放つセリフである。なるほどなぁ。こう断言されると、そうかもしれないと頷いてしまう。

幸せとは何だろうか。精神科医の樺澤紫苑が言うには3つの幸福があるという。

この3つが揃うと幸せな人生になるとのこと。これまた、なるほどねぇという感じである。世間的に意見が嚙み合わない際、上記3つの何に主眼を置いてるかの違いで摩擦が起こっている気がする。

例えばコロナ禍における多くの医者の発言は健康至上主義に偏っていた。結果、飲食業界を公開処刑することになる。ポップスの歌詞は愛を歌うことが多い。しかし、愛で地球は救えないし戦争も止められない。本屋に行けば成功するための本が山ほどあるが、日本の経済は停滞している。

結局はバランスの問題であると思う。何事も1つの事に偏ると他がおかしくなりがちだし。

そんな感じでオキシトシン的幸福を歌った一節で〆たい。

きっと幸せは

ほんのわずかな愛を見逃さないこと

(抱き合いし恋人 / ASKA

 

<今日の1枚>

2011年のGW、ロンドンのウェンブリースタジアムにて。

コスタリカに負けるかね。

オリジナルとは

先般、『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』(アダム・グラント)という本を読み終わった。 

www.amazon.co.jp

これは今年初夏に会社を退職することが決定した前後に買い、この前のニューヨーク旅行にもお供した1冊である。何かと示唆に富む内容だったので雑感を記しておく。

歴史に名を残すような偉人も周りから担がれて渋々リーダーになったというのが面白い。キング牧師は大学の学長になりたかったが、ボイコット運動のリーダーに選ばれたため集会で演説する必要に迫られた。初代大統領ジョージ・ワシントンは事業に専念していたが、ジョン・アダムズ独立戦争の指導者)より植民地軍総司令官に任命されたので革命活動に身を投じることになった。などなど。

個人主義で自己主張が強いとされるアメリカでも発言して目立つことに恐れを持っているという記述も興味深い。ただ、オリジナルなことを実現する人たちは、何が違うかというと行動を起こすという点だという。「やって後悔するより、やらない後悔の方が大きい」という内容は至る所で聞かれる教訓である。ただ、闇雲にやれば言いということはなく、リスクはバランスを取った上で取り組むのがよいようだ。

その他、傑作は多作から生まれる、地位がないのに権力を使うと非難される、先延ばしは必ずしも悪でない、節度ある過激派になることが必要、等々興味深い記述が多い1冊であった。

 

<本日の写真>

2007年9月の宮崎・高千穂。

ずぶ濡れになってるオヤジがいたのが印象的。

キャリアブレイク

先般、新聞を読んでいたら「キャリアブレイク」前向きになる記事を見た。

(11/10日本経済新聞・夕刊より)

記事によると、欧州では理由を問わない長期休暇が認められている。ベルギーではタイムクレジット制度、フランス・スウェーデンサバティカル休暇と呼ばれる制度があるとのこと。一方、日本では休職・離職は「ブランク」と捉えられて、昇進・再就職に不利とされてきた。しかし、人生100年時代を迎え、変化の兆しはある。

およそこんな内容だった。まさに今の自分の状況にピッタリじゃないか!

自家製サバティカル休暇と呼ぼうがキャリアブレイクと呼ぼうが、中身はそう変わらない。どのみち長く働く必要があるので、多少の回り道は構わないと個人的には思っている。

さらには昨今のインフレで引退の先延ばしを余儀なくされている、との記事も見た。健康で細々ながらも仕事を続けることこそ、今のところ21世紀的な人生になると思われる。

 

<本日の写真>

2020年11月、金比羅山にて。紅葉が美しい季節到来やね。